「株を買ってみたいけど、アプリの使い方がわからない…」 「注文方法がたくさんあって、どれを選べばいいの?」 「間違えて買ってしまったらどうしよう…」
楽天証券の口座開設と入金が完了したら、いよいよ株の購入です。でも、初めての方は操作に不安を感じますよね。
実は、楽天証券のアプリ「iSPEED」は初心者でも使いやすく、たった3ステップで株が買えます。この記事では、画面の見方から注文方法まで、初心者向けに徹底解説します。
- iSPEEDの基本的な使い方がわかる
- 株の買い方・売り方が完璧にマスターできる
- よくある失敗を事前に防げる
さっそく見ていきましょう!
iSPEEDとは?楽天証券アプリの基本機能

まず、iSPEEDがどんなアプリなのか理解しましょう。
iSPEEDでできること
**iSPEED(アイスピード)**は、楽天証券が提供する無料の株取引アプリです。
主な機能:
- 株価のリアルタイム表示
- 株の売買(現物・信用取引)
- チャート分析
- 株価アラート設定
- 投資ニュース閲覧
- 保有資産の確認
無料で使えるので、楽天証券の口座を持っている方は必ずインストールしましょう。
初心者におすすめの理由
iSPEEDが初心者におすすめな3つの理由:
1. 画面がシンプルでわかりやすい 必要な情報だけが表示されるので、迷いません。
2. スマホ1台で完結 外出先でも、通勤中でも、すぐに取引できます。
3. 豊富な情報が無料で見られる 株価・チャート・ニュースなど、投資判断に必要な情報が充実しています。
まだ口座開設していない方は、【完全図解】楽天証券の口座開設をスマホで!初心者向け完全ガイドをご覧ください。

アプリの画面構成を理解しよう
iSPEEDを開くと、画面下部に5つのメニューが表示されます。
画面下部メニュー:
- ホーム: 保有資産や市況情報
- 銘柄検索: 株を探す
- 気配: 株価の動きをリアルタイム表示
- ニュース: 投資関連ニュース
- メニュー: 各種設定
株を買うときは主に「銘柄検索」、売るときは「ホーム」から操作します。
【準備】株を買う前に確認すべき3つのこと
実際に株を買う前に、必ず以下の3点を確認しましょう。
入金が完了しているか確認
株を買うには、証券口座にお金が入っている必要があります。
確認方法:
- iSPEEDのホーム画面を開く
- 「資産状況」または「買付余力」を確認
- 金額が表示されていればOK
まだ入金していない方は、先に入金を済ませましょう。
【保存版】楽天証券スマホ版|入金・出金のおすすめ方法と知らないと損する注意点

買付余力をチェック
買付余力とは、株の購入に使える金額のことです。
例えば、買付余力が10万円なら、10万円分まで株を買えます。
注意点:
- 買付余力 = 入金額 – 注文中の金額
- 注文中の株があると、その分は買付余力から差し引かれる
- 手数料も考慮する必要がある
買いたい株の金額が、買付余力の範囲内か必ず確認しましょう。
取引時間を把握しよう
株式市場には取引時間があります。
東京証券取引所の取引時間:
| 時間帯 | 名称 | 取引可能 |
|---|---|---|
| 9:00〜11:30 | 前場(ぜんば) | ⭕ |
| 11:30〜12:30 | 昼休み | ❌ |
| 12:30〜15:00 | 後場(ごば) | ⭕ |
| 15:00〜翌9:00 | 時間外 | ❌(注文のみ可) |
- 取引時間外でも注文は出せる(翌営業日に執行)
- 土日祝日は取引できない
- 年末年始も休場
【基本】iSPEEDで株を買う方法(現物取引)
それでは、実際に株を買ってみましょう!
銘柄を検索する
まず、買いたい会社の株を探します。
検索方法:

- 画面下部の「銘柄検索」をタップ
- 検索窓に会社名または銘柄コードを入力
- 例:「トヨタ」「7203」など
- 検索結果から目的の銘柄をタップ
- 知っている大企業(トヨタ、ソニー、任天堂など)
- 少額で買える株(10万円以下)
- 配当や株主優待がある銘柄
銘柄をタップすると、詳細画面が表示されます。
株価と板情報を確認する
銘柄の詳細画面では、以下の情報が表示されます。
確認すべき情報:
- 現在値: 今の株価
- 前日比: 昨日と比べて上がったか下がったか
- 出来高: どれだけ取引されているか
- 板情報: 売りたい人・買いたい人の注文状況
板情報の見方:
- 左側(青):売り注文
- 右側(赤):買い注文
- 中央:現在の株価
初心者はまず「現在値」だけ確認すればOKです。
成行注文で買う手順
成行(なりゆき)注文は、価格を指定せず、今すぐ買う方法です。
- 銘柄詳細画面で「現物買」をタップ
- 注文方法で「成行」を選択
- 株数を入力(例:100株)
- 概算金額を確認
- 取引暗証番号(4桁)を入力
- 「注文する」をタップ
完了! 取引時間内なら、数秒〜数分で約定(購入完了)します。
成行注文のポイント:
- すぐに買える
- 操作が簡単
- 想定より高い価格で買う可能性あり
指値注文で買う手順
指値(さしね)注文は、価格を指定して買う方法です。
買い方:
- 銘柄詳細画面で「現物買」をタップ
- 注文方法で「指値」を選択
- 株数を入力(例:100株)
- 希望価格を入力(例:1株1,500円)
- 有効期限を選択(当日・今週中・期間指定)
- 概算金額を確認
- 取引暗証番号を入力
- 「注文する」をタップ
完了! 株価が指定価格に達したら、自動的に購入されます。
指値注文のポイント:
- 希望価格で買える
- 高値掴みを防げる
- 株価が届かないと買えない
【実践】注文方法の使い分けと注意点
成行と指値、どちらを選ぶべきでしょうか?
成行と指値、どっちを選ぶ?
| 注文方法 | おすすめの場合 |
|---|---|
| 成行注文 | ・今すぐ確実に買いたい ・価格より「買えること」を優先 ・取引が活発な大企業の株 |
| 指値注文 | ・希望価格で買いたい ・少しでも安く買いたい ・時間をかけて待てる |
初心者へのアドバイス: 最初は成行注文で少額から始めるのがおすすめ。操作に慣れてから、指値注文を試しましょう。
注文の有効期限(当日・期間指定)
指値注文では、注文の有効期限を設定できます。
有効期限の種類:
- 当日中: その日の取引終了まで有効
- 今週中: その週の金曜日まで有効
- 期間指定: 指定した日まで有効(最長7営業日)
株価が指定価格に達しなければ、期限切れで注文が失効します。
おすすめ設定: 初心者は「当日中」がおすすめ。長期間放置すると、注文を忘れてしまうリスクがあります。
買い注文後のキャンセル方法
「間違えて注文してしまった!」という時は、約定前ならキャンセルできます。
キャンセル方法:
- ホーム画面の「注文照会」をタップ
- キャンセルしたい注文を選択
- 「取消」をタップ
- 内容を確認して「取消実行」
注意:
- 約定後(購入完了後)はキャンセル不可
- 成行注文は約定が早いため、キャンセルが間に合わない場合も
誤発注を防ぐため、注文前に必ず内容を確認しましょう。
iSPEEDで株を売る方法
保有している株を売却する方法を解説します。
保有株を確認する
まず、自分が持っている株を確認しましょう。
確認方法:
- ホーム画面の「保有証券」をタップ
- 保有している株の一覧が表示される
- 各銘柄の現在の評価額・損益が見られる
表示項目:
- 銘柄名
- 保有株数
- 平均取得単価(買った時の平均価格)
- 現在値
- 評価損益(利益または損失)
売りたい銘柄をタップすると、詳細画面に移動します。
成行注文で売る手順
成行注文で今すぐ売る方法です。
売り方:
- 保有株一覧から売りたい銘柄をタップ
- 「現物売」をタップ
- 注文方法で「成行」を選択
- 売却株数を入力(全部売る場合は保有株数すべて)
- 概算金額を確認
- 取引暗証番号を入力
- 「注文する」をタップ
完了! 取引時間内なら、数秒〜数分で約定(売却完了)します。
指値注文で売る手順
指値注文で希望価格で売る方法です。
売り方:
- 保有株から売りたい銘柄をタップ
- 「現物売」をタップ
- 注文方法で「指値」を選択
- 売却株数を入力
- 希望価格を入力(例:1株1,800円で売りたい)
- 有効期限を選択
- 概算金額を確認
- 取引暗証番号を入力
- 「注文する」をタップ
完了! 株価が指定価格に達したら、自動的に売却されます。
売り注文の注意点
売却時の重要ポイント:
受渡日は売却から2営業日後 売却してもすぐには現金化されません。実際にお金が口座に入るのは、売却から2営業日後です。
税金は自動で計算される 特定口座(源泉徴収あり)の場合、利益に対する税金(約20%)は自動で差し引かれます。
損切りのタイミングも重要 株価が下がって損失が出ている場合、損失を確定させる「損切り」も大切な判断です。
注文状況・約定確認の見方
注文後、取引がどうなったか確認する方法を解説します。
注文中の確認方法
自分の注文状況は、いつでも確認できます。
確認方法:
- ホーム画面の「注文照会」をタップ
- 現在の注文一覧が表示される
表示項目:
- 銘柄名
- 注文種別(買・売)
- 注文方法(成行・指値)
- 注文株数
- 注文状況(注文中・約定済み・取消済み)
「注文中」と表示されている注文は、まだ取引が成立していません。キャンセルも可能です。
約定(取引成立)の確認
注文が成立したかどうかは、以下で確認できます。
確認方法:
- 「注文照会」で「約定済み」と表示
- プッシュ通知で「約定しました」と通知が届く(設定している場合)
- 買い注文の場合:保有証券に銘柄が追加される
約定価格: 成行注文の場合、実際に買えた価格(約定価格)は、注文時の価格と若干異なることがあります。
取引履歴の見方
過去の取引を確認したい場合は、取引履歴をチェックします。
確認方法:
- メニューから「取引履歴」を選択
- 期間を指定(今月・先月・過去3ヶ月など)
- すべての売買履歴が表示される
活用方法:
- 確定申告の資料として
- 自分の投資成績を振り返る
- 買値・売値の記録
定期的に取引履歴を確認して、投資の振り返りをしましょう。
よくある失敗と対策
初心者がよくやってしまう失敗と、その対策をまとめます。
「買えなかった」原因と対処法
失敗例1:買付余力不足
原因: 入金額が足りていない、または他の注文で買付余力を使い切っている。
対策:
- 注文前に必ず買付余力を確認
- 足りない場合は追加入金
- 他の注文をキャンセル
失敗例2:指値注文が約定しなかった
原因: 指定価格が現在の株価より低すぎて、株価が届かなかった。
対策:
- 指値は現在値に近い価格を設定
- 「確実に買いたい」なら成行注文
- 期間を延長して待つ
失敗例3:取引時間外に成行注文
原因: 15時以降に成行注文を出した場合、翌営業日の朝に執行される。その間に株価が大きく変動するリスク。
対策:
- 取引時間内(9:00〜15:00)に注文
- 時間外は指値注文を使う
- 翌日の値動きを予測する
「誤発注してしまった」時の対応
失敗例4:株数を間違えた
よくあるミス:
- 100株のつもりが1000株注文
- 買いと売りを間違えた
対策:
- ⚠️ 約定前なら即座にキャンセル
- ⚠️ 約定後は売却するしかない(損失が出る可能性)
- 注文確定前に必ず内容を確認!
予防策: 注文画面で以下を必ず確認:
- 銘柄名
- 株数
- 買い/売りの別
- 概算金額
初心者が注意すべきポイント
注意点1:最小購入単位は100株から
日本株は基本的に100株単位での取引です。1株だけ買うことはできません(単元未満株を除く)。
例:株価1,000円の株 → 最低購入金額は10万円
注意点2:手数料がかかる
株の売買には手数料がかかります。楽天証券の場合、1回の取引で数十円〜数百円程度。
少額で頻繁に売買すると、手数料負けする可能性があります。
注意点3:株価は常に変動する
注文を出してから約定するまでの数秒〜数分の間にも、株価は動きます。特に成行注文は、想定より高い価格で買うこともあります。
まとめ|iSPEEDで株取引をマスターしよう
株の買い方・売り方(おさらい):
株を買う流れ
- 入金・買付余力を確認
- 銘柄を検索
- 株価を確認
- 成行or指値で注文
- 約定確認
株を売る流れ
- 保有株を確認
- 売りたい銘柄を選択
- 成行or指値で注文
- 約定確認
- 2営業日後に現金化
初心者が押さえるべき3つのポイント
1. まずは成行注文から始める 操作に慣れるまで、シンプルな成行注文がおすすめ。
2. 少額から始める 最初は10万円以下の銘柄で練習。損失が出ても勉強代と割り切れる金額で。
3. 注文前に必ず確認 誤発注は取り返しがつきません。確定ボタンを押す前に、必ず内容をチェック!
少額から始めて経験を積もう
初心者におすすめの投資方法:
まずは投資信託から: 個別株よりリスクが低く、100円から始められる投資信託もおすすめです。
慣れてきたら個別株へ: 投資に慣れてきたら、iSPEEDで個別株にもチャレンジしましょう。
投資の勉強を続けながら資産形成
株式投資は、勉強しながら実践することが大切です。
おすすめの学習方法:
- 投資本を読む
- 経済ニュースをチェック
- 自分の取引を振り返る
- 投資コミュニティに参加
節約したお金で投資を始め、コツコツ資産を増やしていきましょう。
今日から株式投資をスタート!
まずは少額から、iSPEEDで最初の1株を買ってみてください。行動した人だけが、投資家への第一歩を踏み出せます。
あなたの資産形成を、カケマネは全力で応援しています!💪
