「NISAがいいのは分かるけど、やっぱり投資は怖い…」 「元本割れしたらどうしよう」 「損したら家計に影響が出そう」
そんな不安を感じているのは、あなただけではありません。
実は、NISAを始める多くの初心者が 始める前より”始めた直後”に一番不安になります。

「分かるんだけど…やっぱり怖い。これって普通?異常?」



その感覚、めちゃくちゃ正常です。
でも安心してください。 つみたて投資の不安は、正しく理解すればほぼ消えます。
この記事では、投資初心者が「怖い」と感じる理由を整理し、 不安を安心に変える5つの材料をやさしく解説します。
読み終わる頃には、 「これなら続けられそう」と思えるはずです。
- なぜ、つみたて投資は「怖く感じる」のか
- 初心者が不安になる正体
- 不安を消すための5つの安心材料
- 怖さと上手につき合う考え方
なぜ「つみたて投資」は怖く感じるのか?


まず大前提として、 投資が怖いと感じるのはごく自然なことです。
理由はシンプル。
- 学校で投資を習っていない
- 損した話だけが目につく
- お金=失いたくないものだから
特に子育て世帯の場合、 「自分だけの失敗じゃ済まない」という気持ちもありますよね。



「でも、その『怖さ』って本当にあるの?」 「実際に失敗する人って、どんな投資をしてるんだろう…」



ここが大事です。怖さの正体を知ると、対処できるんです。
「怖さの正体」の正体
実は、投資の失敗例をよく見てみると、あるパターンに気づきます:
- 短期間で売買
- タイミングを狙う
- 一括投資
- ニュースに反応して売却
つまり、怖さの正体は『知らないこと』である場合がほとんど なんです。
ここから、その不安を一つずつ解消していきましょう。
安心材料①|「長期×積立」は過去に負けにくい仕組み
まず一番大きな安心材料がこれです。
つみたて投資は「短期勝負」ではない
ニュースで見る投資の失敗例は、ほとんどが
- 短期間で売買
- タイミング狙い
- 一括投資
です。
一方、NISAのつみたて投資は 20年・30年かけて少しずつ増やす前提。
過去のデータが物語る真実
過去のデータでは、 世界株式に長期で積立投資をした場合、
積立投資の期間別リスク
長期で続けるほどプラスになる確率が上昇します
このデータは過去の世界株式指数の一般的な傾向を示すもので、今後の相場が同じように推移することを保証するものではありません。投資はご自身の判断でお願いします。



「えっ、本当?20年積み立てたらほぼ確実に増えてるってこと?」



そういうことです。短期は波があるけど、長期は上昇トレンド。
つみたて投資の本質
- 「いつ上がるか」を当てる投資ではない
- 「続けることで勝率が上がる投資」
これが、つみたて投資の最大の特徴です。
安心材料②|価格が下がるのは「失敗」ではなく「セール」
「相場が下がったら損ですよね…?」



「下がるって=マイナスじゃん。どう考えてもダメでしょ…」



ここが投資初心者の大きな誤解なんです。
つみたて投資では考え方が逆
つみたて投資では考え方が逆になります。
下がる=安く買えるチャンス
毎月同じ金額を積み立てると、
ドルコスト平均法のしくみ
下落時に「たくさん買える」ので、平均購入価格を下げられます。相場が戻れば大きな利益に!
これをドルコスト平均法といいます。
相場下落=安売りセール
つまり、
相場下落 = 安売りセール
という状態。
短期的な下落は、 将来の利益を増やすための準備期間 なんです。
具体例で理解する
※ 説明を分かりやすくするための簡略例です。同じ金額を投資しても、下落時に「たくさん買える」ことで、平均購入価格が下がり、相場が回復した時により多くの利益を得られます。
安心材料③|「損が確定する」のはやめたときだけ
実は、初心者が一番やってしまいがちな失敗がこれ。



「で、でも…1ヶ月でマイナスになったら、それは損じゃん…」



これ、多くの人が勘違いしてます。
つみたて投資の重要な仕組み
つみたて投資は、
ここが長期投資の最大のコツ
(含み損)
相場が回復
という仕組みです。
- 相場が下落(含み損)
- 不安になる
- 売却してしまう
- マイナスが確定
- 数ヶ月後に相場が回復
- 「売らなきゃよかった…」と後悔
一時的にマイナスでも、 続けていれば戻る可能性があるのが長期投資。
だからこそ、
見ない 触らない 淡々と続ける
これが最強の戦略になります。
安心材料④|NISAは「国が後押ししている制度」
「本当に大丈夫な制度なの?」



「政府が推してる=本当に大丈夫ってこと?」 「怪しい商品じゃないですよね…?」



むしろ、国が「使わないと損する制度」を作ってるんです。
NISAが国公式の制度である証拠
NISAは国が公式に作った 長期投資の制度 です。
- 運用益に税金がかからない
- 長期投資が前提
- 制度自体が恒久化(ずっと使える)
国の本気度を感じる背景
国としても、
「貯金だけに頼らず、 長期投資で資産形成してほしい」
という明確なメッセージがあります。
怪しい仕組みではなく、 むしろ”使わないと損しやすい制度” です。
安心材料⑤|少額スタートでリスクはコントロールできる
つみたて投資は、 最初から大きな金額を入れる必要はありません。
おすすめ開始金額
大事なのは「額」ではなく「継続」。
10年続く1,000円 > 3ヶ月で止まる5,000円です。
このくらいから。



「でも、1,000円だけじゃ意味ないんじゃ…」



ここが多くの人の勘違いです。
金額より大事な2つのこと
大切なのは金額よりも、
- 家計に無理がない
- 続けても不安にならない
このラインを選ぶこと。
「怖くない金額」で始めること自体が最大のリスク管理
なぜなら、
「怖さから続けられなくなる」 = 「その時点で投資終了」
だから。
少額でも 20年続ければ 、利息の力で大きく育ちます。
それでも不安な人へ|怖さは「ゼロ」にしなくていい


最後に大切な考え方をお伝えします。
投資の不安は、完全にゼロにしなくてOK
少し怖い
ちょっと気になる
このくらいが普通。
むしろ、 「全く不安がない人」の方が危険なこともあります。
大事なのはこれ
投資の不安は、完全にゼロにする必要はありません。
大事なのは、
不安を理由にやめないこと 不安が出ても”仕組み”に任せること
です。
投資で成功する人と失敗する人の差は、 「怖さの有無」ではなく、 「怖さの中で続けたか、やめたか」 の違いです。
あなたはすでに勇気を出して始めようとしています。 その決断は正解です。
まとめ


- 長期投資は過去に負けにくい → 20年で99%プラス
- 下落は失敗ではなくチャンス → 安く買える仕組み
- 損はやめなければ確定しない → 続ければ戻る可能性
- NISAは国が用意した制度 → 怪しくない、むしろお得
- 少額から始めてOK → 1,000円でも20年で大きく育つ
つみたて投資は、 知れば知るほど「怖さが減る投資」 です。
あなたの不安は、正常です。 そしてその不安は、正しい知識で必ず安心に変わります。
次に読む記事
不安がやわらいだら、次はここをはっきりさせましょう
積立金額の決め方|家計と両立するライン
以下をわかりやすく解説します:
- いくらなら無理なく続けられる?
- 子育て世帯のリアルな目安
- 「増やす」と「守る」のバランス
を、家計目線でわかりやすく解説 します。
【関連記事】


▶ NISAの仕組みとメリット完全ガイド
▶ 初心者が選ぶべき投資信託3選









