投資を始めるとき、誰もが「損だけはしたくない…」と思いますよね。
ですが初心者ほど、「なんとなく人気だから」「SNSで話題だから」という理由で商品を選び、あとから大きく後悔してしまうケースが本当に多いです。
実は、初心者が手を出すと失敗しやすい”危険な投資先”には共通点があります。
この記事では、楽天ポイント投資で資産形成を始めたい初心者の方に向けて、
- 絶対に選んではいけない3つの投資先
- 安全に続けるための選び方
をやさしく解説します。
初心者が選んではいけない投資先とは?

まず最初に結論です。
初心者が避けるべき投資先は次の3つです。
① 手数料(信託報酬)が高すぎる商品
手数料が高い商品は、運用がうまくいっても手数料負けすることがあります。
代表例
- アクティブファンドで信託報酬が1%以上
- 毎月分配型の高コストファンド
- テーマ型で運用管理費用が高いもの

「でも手数料1%くらい大したことないんじゃ…?」



実はこれが落とし穴なんです。
長期運用では、手数料1%の差が将来の資産を大きく減らします。
- 信託報酬0.1% → 資産:約305万円
- 信託報酬1.1% → 資産:約273万円
その差は32万円。 これが手数料1%の威力です。
人気に見えても実績が不安定で勝ちづらいのも特徴。
初心者は、信託報酬0.2%以下のインデックスファンドが基本で安心です。
② 毎月分配型ファンド(高配当をうたう商品)
「分配金が毎月もらえる」 「不労所得に見える」
という理由で選ぶ人が多いですが、これは大きな落とし穴です。



「毎月お金がもらえるなんて…素晴らしい!」



待ってください。実はそこに大きな罠があります。
もらった分配金の多くが 元本の取り崩し(自分のお金を返されているだけ)
価格が下がりやすく、資産が減る傾向
長期運用にまったく向かない
分配金で喜んでいたら、気づけば投資元本が減っている…という非常に危険な商品です。
「毎月5,000円の分配金をもらえる」と聞いて投資した初心者が、 1年後に気づいたら元本が50万円から40万円に減っていた… というケースは珍しくありません。
分配金は「見えるお小遣い」に見えますが、実際には資産が減っているということです。
③ テーマ型・話題性だけの投資先
「AI関連株」 「メタバース」 「ロボティクス」
のような、流行りモノ・テーマ株をまとめたファンドは一見魅力的に見えますが…
- レバレッジETF(レバナス など):3倍のリターンを狙う反面、3倍の損失も。複雑なため初心者には絶対に向きません。
- 高レバレッジ商品:複雑で初心者には向かない
- テーマ型ファンド:流行に左右されやすい



「AI時代だし、AI関連に投資すれば大きく儲かるんじゃ…?」



そう思いたくなりますよね。私も最初はそう考えていました。
ですが実際のデータを見ると…
流行が去ると価格が急落しやすい(2年〜3年で人気が冷める)
コストが高い(手数料1〜1.5%程度)
値動きが激しく、初心者はメンタル的に耐えられない
長期では市場平均に勝ちにくい(むしろ負けることが多い)
短期トレード向きの性質が強く、初心者が長期投資で持つにはリスクが高すぎます。
SNSで見かけるような「〇〇は今ホットだから買え」という情報は、初心者にとって最も危険なシグナルです。
初心者に安全な投資先の選び方
危険な商品が分かったところで、「じゃあどう選べばいいの?」という疑問に答えます。
初心者は次の3つを守ればOKです。
① 手数料(信託報酬)が低い


基準は 0.2%以下。
特に以下はおすすめです。
- eMAXIS Slimシリーズ → 信託報酬0.1%前後の最安水準
- 楽天・全米株式インデックス(楽天VTI) → 0.0775%で圧倒的に安い
- S&P500・全世界株インデックス → 0.1〜0.15%程度
手数料比較サイトで「信託報酬」を見比べる習慣をつけましょう。 「0.1%なんて…」と思わずに、必ず確認することが20年後を大きく変えます。
② 資産が分散されている(世界・米国など広く投資)


分散とは「1つに集中せず、世界中に投資する」こと。
具体的には…
- 全世界株式 → 先進国・新興国すべてに投資
- 米国株式(S&P500) → 米国大企業500社に投資
- 全米株式(VTI) → 米国全体3,500社以上に投資
のような商品が分散性が高く安定します。
💡 初心者のコツ
「1つの企業」「1つの業界」ではなく、「複数国」「複数企業」に投資できるファンドを選ぶこと。 これが「リスク低減」の基本です。
③ 長期に向いたインデックス型を選ぶ


インデックスファンドは、初心者の資産形成の王道です。
- 運用コストが安い
- 値動きが比較的安定
- 長期で市場平均の成長を取り込める
- 楽天ポイント投資との相性も非常に良い
💡 初心者のコツ
「アクティブファンド」(プロが銘柄を選ぶ)よりも、 「インデックスファンド」(市場全体に投資)を選ぶこと。 統計的に、長期では9割のアクティブファンドがインデックスに負けます。
避けるべき投資先を選ばないためのチェックリスト
購入前に、次の5つを確認しておけば失敗をぐっと減らせます。
🔍 チェック項目(保存推奨)
□ 信託報酬は0.2%以下?
□ 毎月分配型になっていない?
□ テーマ株(話題性優先)になっていない?
□ 資産が世界 or 米国全体に分散されている?
□ 運用実績は3年以上ある?
すべてにチェックが入れば、そのファンドは「初心者向け」です。
よくある失敗例(初心者あるある)
失敗例①:SNSでバズっていたから買った



「Twitterで『〇〇ファンド爆上げ!』ってツイートが伸びてた。乗り遅れちゃいけないと思って買った。」



これは最も危険なシグナルです。
- 最初は上がる(みんなが買うから)
- でも流行が去るとパタッと下がる
- 後発組は損して終わる
→ 長期投資には不向き。価格が乱高下して疲弊する。
失敗例②:分配金が高いから買った



「毎月5,000円の分配金がもらえるって聞いて、これだ!と思った。毎月お金がもらえるってお得じゃん。」



その気持ち、よくわかります。でも要注意です。
- 最初は嬉しく感じる
- 1年後、元本が20%減っていることに気づく
- 「分配金をもらってたのに、なぜ資産が減ってるの…?」と混乱する
→ 実際には元本が減っているパターンが多い。見えるお金に惑わされてはいけません。
失敗例③:わずかな手数料の差を気にしなかった



「手数料なんて0.1%と1%の差でしょ?大したことないだろう。」と思って、 なんとなく手数料が高いアクティブファンドを選んでしまった。



これが最も後悔しやすい失敗です。
- 20年後、その差は30万円以上になっていた
- 同じ運用実績でも、最終資産は大きく違う
- 「最初から低コストファンドを選んでいれば…」と後悔
→ 10年・20年で大きな差に。必ず手数料は見るべき。小さな差が大きな差になります。
筆者のメッセージ:投資で本当に大事なこと
投資で成功する秘訣は「何を買うか」ではなく、「何を買わないか」です。
危険な商品を避け、シンプルで安い商品を選ぶこと。 それが初心者が資産を育てるための最大の武器になります。
私自身、最初は「大きく儲けよう」と考えて危険な商品に手を出してしまいました。 ですが、その失敗を通じて学んだのは、「地味だけど堅実な投資」こそが、 20年、30年かけて本当の資産を築くということです。
初心者のあなたが、その失敗を避けられるなら、私はこの記事を書いた甲斐があります。
まとめ|初心者が避けるべき投資先を知ることが最大の防御


初心者は、商品選びを間違えると「長期で勝てる投資」でも失敗してしまいます。
- 高コスト商品(信託報酬1%以上)
- 毎月分配型(見えるお金に惑わされるな)
- テーマ型ファンド(話題性で選ぶな)
逆に言えば、ここさえ避ければ投資で大きく失敗する確率はぐっと下がります。
今この瞬間から「危険な商品を避ける」という習慣をつけることが、 あなたの投資人生を大きく変えます。
次に読む記事
この記事を読んだら、以下の順番で学ぶと完璧です👇
STEP1:基本知識を身につける
▶ 【完全ガイド】楽天ポイント投資で投資デビュー|初心者でも失敗しない始め方


STEP2:メリット・デメリットを理解する
▶ 楽天ポイント投資のメリット・デメリット|初心者が必ず知るべき5つの注意点と始め方


STEP3:実践に進む
▶ 【初心者向け】毎月1,000ポイントで始める楽天ポイント投資|やり方・設定手順を徹底解説


STEP4:危険な商品を避ける(この記事)
▶ 【初心者向け】初心者が絶対に選んではいけない投資先|後悔しない3つの危険商品と安全な選び方
このステップを順番に読むと、投資初心者から「安全な資産形成者」へ成長できます。









